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その531 錨大学総合進歩 2023.1.28

2023/01/28


 このタイトルは私が使ってきた英和辞書の名前である。
今もそれぞれ本棚は違うが私の手の届くところにある。
中学に入った時に買ってもらったのが学研のアンカー英和辞典。
私の実家の母の居間に国語辞典やくずし字辞典などと並んでいる。
パラパラとめくってみると、あまり勉強しなかったのか、
もっと初歩的な辞書を使っていたのか、大して線が引いていない。
中学の国語の先生が言っていた。
辞書には線を引け。
線を引いた語句をまた調べれば二重線にせよ、また調べたら星印をつけよ。
自分がどんなに忘れるかよくわかる。
それでよい。星をつけるうちに頭に入ると。
 
 次に使ったのが研究社の英和中辞典。Collegiateという冠がついていた。
高校から浪人、大学、卒後と使ったからよく線が引いてある。
ラインマーカーの様々な色で線を引いてあるが
今見ても初めての印象の単語がたくさんある。この辞書は病院の医局にある。
現在使うことはあまりなく、お疲れ様といったところ。
 
 次に使ったのが旺文社の英和中辞典。Comprehensiveという冠がついている。
大学院の頃に論文を読んだり書いたりするときに、
Collegiateでは収載の語数に不足を感じてこの辞書に変えた。
まずまず線が引かれていて、マーカーから赤ペンに変わった。
今は私の診察室にある。
 
 最近購入したのが小学館の英和中辞典。Progressiveという冠がついている。
前の辞書でも用は足りていたし、英文を読むことはほとんどないのだが、
ネット上の新語や新聞のカタカナを見ると、何じゃこれは、と思うので
中辞典としては収録語数の多いものを選んだ。自宅の本棚にある。
 
 これらの辞書を並べてみると、出版社がすべて違っている。
編者の著作権のためだろうか、同じ辞書の出版が何十年も続くことは多くないようだ。
過去に使った3つの辞書で現在も出版されているのは
アンカーの進化版のスーパーアンカーだけではないだろうか。
私の用途が変わってくることも原因である。
高校生には用例や解説のわかりやすいものが、
生の英語に触れる人には収録語数の多さが求められるだろう。
 
 一つ辞書を忘れていた。
浪人時代に使った旺文社の赤尾の豆単。コンパクトで良く持ち歩いた。
Abdomen, Abductが初めの方にあったと思う。この豆単はどこかに行ってしまった。
大学合格とともに空高く放ってしまったか。
 
 寒波が続くこの頃である。受験生にとっては今が正念場。
近頃の受験生は紙の辞書をあまり使わないかもしれないが、
線を引き、使い込んだ辞書はきっと君たちの努力を実りあるものにしてくれるはずだ。
あと少しだ。がんばれ受験生。